五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

ETCチキンレース

 という事で、先ずはフロレスタンさんの所で見掛けた小ネタから。

○薄唇短舌: 開かないバーの恐怖

http://88th-night.tea-nifty.com/nekojita/2006/09/post_ac4b.html

 先日、私も鹿児島でETCデビューしてきた所なのですが、意外とETCゲートのバーは直近まで開かないものです。バーと接触してノンオペレーションチャージ*1を払うのもバカバカしいので、バーの手前で安全に停止できるよう、徐行でETCゲートに進入しましたが、それでも「本当にバーは開くんだろうか?」「後続車に追突されないだろうか?」と、実際にバーが開くまでは冷や冷やしたものです。
 しかし、よく考えてみたら、高速通過対応のETC地上機は、首都高速道路湾岸線で実用化されていますし、強行突破やカード挿入忘れなどによるETC不作動時のナンバープレート撮影技術も、Nシステムオービスなどでとっくに確立されています。わざわざ、料金所のETCゲートにおいてのみ斯かるバーを設置する必然性などなく、20km/hなどという制限速度を設定する必要もありません。従来の料金所の2ゲート分か3ゲート分をまとめてETCゲートにしてしまい、間にある料金所の遺構を取っ払ってしまえば、精々制限速度は80km/hくらいに設定しておけば事足ります。料金所で一旦停止を余儀なくされる一般車との速度差にしても、それなりに加速車線を設置すればいいまでの話です。ETCを本格普及させたいというのであれば、このくらい技術力を傾注すべきというものでしょう。どうせ、その投資は人件費削減であっさりと回収できるのですから。
 もし、どうしても従来型のバーや20km/h制限を維持したいのなら、簡単な方法があります。それは、ETCゲートにオービスを設置する事です。「自動速度取り締まり機設置」とでも表示しておけば、大抵のドライバーは制限速度を遵守します。これならば、不正通行車両の取り締まりも同時に出来て、一石二鳥というものでしょう。こんな簡単な事すら実現していないという所に、道路行政の縦割りぶりをしみじみと感じてしまいますね。
 そういう意味で、阪神高速道路の為体には、ほとほと呆れてしまいます。

阪高30万台被害2億円 ETC普及で不正通行急増

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000108090.shtml

 こんなもの、大阪府警兵庫県警にチョチョイのチョイと仕掛けを作ってもらえば済むだけの話ですね。お前ら、それでもHシステムの発祥地なのかと(以下略)。

*1:要するに、レンタカーで事故った時の休業補償みたいなものです。営業所まで自走できる場合は2万円、レッカー移動が必要な場合は5万円というのが相場で、国内大手レンタカー会社は総てこの値段です。勿論、レッカー移動などの実費は別途請求されます。