五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

ギャラクシーエアラインズが2ヶ月遅れで漸く就航

 すったもんだがありましたが、何とかここまで辿り着きました。

○貨物の那覇羽田線就航 ギャラクシーエアラインズ

http://symy.jp/?7u5ウェブ魚拓+ウェブ精米)

 就航当日になって、漸く公式サイトも何とか見られるものになりました。

ギャラクシーエアラインズ株式会社

http://www.galaxy-airlines.com/

 初年度に27億円の売り上げを見込んでいるとの事ですが、肝心の利益見込みが表に出てきていません。就航が大幅に遅延した事や、最低3ヶ月以上は機材が1機余る事などを考えれば、就航初年度の決算はスターフライヤー並みの赤字を計上するであろう事はほぼ確実です。
 300億円からの経常利益を持つ佐川急便グループ全体から見れば、ギャラクシーエアラインズの赤字額などたかが知れています。しかし、「ギャラクシーエアラインズが赤字」と誇張して論えば、何としても新北九州空港の失敗を隠蔽したい福岡県や北九州市から補助金を掠め取る格好の口実になります。逆に言えば、潤沢な補助金が見込めるからこそ、ギャラクシーエアラインズ新北九州空港に就航したのです。
 つまり、佐川急便は本来自社が負担すべき航空輸送の高コストを福岡県や北九州市に転嫁したのです。どれだけ空輸コストが高くなっても、その損失を地元自治体が補填してくれるという事であれば、佐川急便も安心して航空輸送を利用できます。こうなると、福岡県も北九州市も佐川急便の金蔓といった感じなのですが、ミツグくんに身を落としてでもなお「物流拠点としての新北九州空港」という幻想を捨てきれない所に、新北九州空港問題の業の深さはあるのです。