五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

東武鉄道のスタンプラリーに一言

 で、気分だけ味わってみようかとりょうもう号スタンプラリーにちょこっと参加してみたのですが、薮塚駅・相老駅のスタンプをゲットする時間がなく、コンプリートは断念しました。まぁ、あくまでも今回の目的は乗り潰しですからね。
 それにしても、このスタンプラリーはエリアが広すぎます。広いだけならまだしも、特急列車を利用しないとろくに回りきれないというのは頂けません。幾ら「お父さんが、いつも乗っている特急に乗りたい。」がテーマとはいえ、途中下車する度に特急料金が発生するのですから、これでは気軽に参加できたものではありません。勿論、普通や区間快速を乗り継いで回りきれない事もないのですが、そこまでしてスタンプラリーを全駅制覇しようとするのは鉄ヲタくらいのものです。まぁ、モータリゼーションが全国で最も進んでいる群馬県の事ですから、スタンプラリーでもやらないと特急の座席が埋まらないという事なのかも知れませんけどね。



 もう1つ。スタンプラリーを単なる鉄ヲタの祭典に留めず、東武沿線全体で増収効果を狙おうというのなら、やはり2日間有効のお休みきっぷは絶対に必要でした。日帰りで東武日光やら鬼怒川温泉やらを丸々制覇するのは難しくても、1泊2日であればそこそこ余裕が出てきます。当然、この1泊というのは日光・鬼怒川の周辺に宿泊する事になりますから、東武鉄道単体だけでなく、沿線の旅客・ホテルを始めとする観光業界全体が潤う事になります。
 そういう意味では、春日部や栃木、新鹿沼といった単なる特急停車駅のスタンプ設置など無用で、もっと観光地側にスタンプを設置すべきでした。更に言うなら、往復のスペーシア乗車でスタンプを1個ずつ押印とでもしておけば、確実に特急料金の増収に繋がり、同時にスタンプラリーから乞食ヲタを排除する事にもなったのです。単にスタンプラリーを開催すればいいのではなく、どんな旅客層に参加して欲しいのか、それによってどんな増収効果を期待するのかまで考えておかなければならないのです。ポケモンそのものが収入源になるJR東日本とは異なり、東武にはこれといったパブリシティは存在しないのですから、開催の方法はよくよく考えてみる事です。