五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

少子化というウソ

 今日は、海老名総合基地で開催されている小田急ファミリー鉄道展に行ってきました。

小田急線開業80周年 - ファミリー鉄道展2007

http://www.odakyu.jp/80th/event10/index.html

 60000形MSEの実車向谷実さんのステージが目的だったのですが、「ファミリー鉄道展」と銘打っているのに、どう見ても家族連れより鉄ヲタの方が多いという、典型的な鉄道系イベントでした。子供向けのイベントにしゃしゃり出るのは、鉄ヲタとアニヲタとに共通の悪癖のようです。ホント、お前ら自重しろと……って、私もその1人ですね⊂⌒~⊃。Д。)⊃
 それにしても、今日のイベントでつくづく感じたのは、やっぱり少子化なんてのは大ウソだという事です。ミニSLや電車運転シミュレータといった子供向けのコンテンツのみでなく、向谷実さんのステージや鉄道グッズの即売会に至るまで、鉄ヲタの狭間に少なからざる家族連れが存在しました。ビナウォークが会場の一部になっていた事もありますが、やはりいるべき所に子供はいるものなのです。



 現在、やれ晩婚化だ少子化だと騒いでいる向きは、恐らく統計資料だけを見て論っているのでしょう。しかし、一歩街に出てみれば、至る所に子供の姿はいるものです。それも、私とほぼ同年代と思しき若い夫婦が複数の子供を連れている姿がかなり多くあります。これは、何も私の住んでいる相模原市周辺に限った事ではなく、全国何処の都市に行ってもほぼ共通の事であり、如何に統計と実態とに齟齬があるかという事を思い知らされます。
 では、統計上の「少子化」と実態社会の「家族連れ」との齟齬は、何処から発生しているのでしょうか。これは、私の全くの仮説なのですが、女性が子供を産まなくなったのではなく、「利口な」女性が子供を産まなくなったのではないかと思います。つまり、将来を見通さないバカ女しか子供を産まなくなったという事です。勿論、数滴論拠など何もない妄言でしかありませんが、私が周囲を見回す限り、若くして子供を持っている母親の多く(そして同時に父親の多く)は、如何にも偏差値が低そうな顔付きをしています。他に娯楽がなかったのか、或いは正しい避妊の知識がなかったのかは不明ですが、つくづく「貧乏子沢山」とはよく言ったものだと感心してしまいます。まぁ、ここでは「バカ=貧乏」というステレオタイプも援用してしまっていますが。
 所得水準と出生率との相関関係については、国別・都道府県別でプロットした資料が存在します。

○図録▽世界各国の所得水準と出生率との相関

合計特殊出生率と県民所得

http://www.pat.hi-ho.ne.jp/musashi/index-syotoku.htm

 しかし、これはあくまでも国別・都道府県別に纏めただけであり、真に所得水準と出生率とが相関関係にあるかどうかを証明するには至っていません。この相関関係を証明する為には、所得階層別の出生率を算出する必要があるのですが、年収別の合計特殊出生率なんてものは、恐らく誰も統計を取っていない事でしょう。
 もし、100万円ずつで世帯年収を区切って、各層別の合計特殊出生率を求めれば、それは国別・都道府県別の相関図よりも明確な相関関係を示す事になるでしょう。ここまで来れば、現行の少子化対策など何の意味も持たないという事がハッキリします。小手先の「エンゼルプラン」など繰り出した所で、日本の将来を冷静に見越したインテリ層は子作り・子育てを粛々と忌避し、バカばっかが従来通りに子供を量産するだけです。その結果発生する事は、保護者の平均知的水準の低下による「低子化」であり、国力の急速かつ致命的な低下を招く事になります。そして、その「低子化」現象は、既に小中学校の教育現場において顕在化してしまっているのです。
 とあれば、日本の人口政策が進むべき道は、徒に出生率を増加に導くだけの「少子化対策」ではなく、インテリ層に子作り・子育てへの希望を持たせるだけの将来ビジョンを提示する事による「低子化対策」であるのは、論を待ちません。インテリ層は、目先の子育て補助に釣られていそいそと子作りに励む事はありませんが、自分達や子供達の将来に確たる見通しが持てるのであれば、生殖本能に従って自発的に子作り・子育てに励みます。そのインテリ層にどれだけ明確な国家ビジョンを示せるかこそ、政治に求められているのです。



 それでもなお、統計上の合計特殊出生率のみに拘るのであれば、これを向上に導く方法は至極簡単です。子供の将来を小賢しく考えるようになる前の年代に子供を産ませてしまえばいいのです。アメリカ合州国においては、中学生に避妊薬を処方する事が教育委員会で承認されるような事態になっていますが、名目的な「少子化対策」においては、チンポザル・マンコザルになっている中学生ほど頼もしい戦力はありません。

○11〜15歳に避妊薬処方へ=公立校で異例の措置−米東部

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007102000066

 セックスしたくてたまらない年代の内にキッチリと子作りに励んでもらい、その後の子育ては国がきちんとバックアップする体制にしておけば、児童の福祉水準が何処まで低下するかはいざ知らず、合計特殊出生率だけは見る見る内に右肩上がりの急カーブです。今でこそ、10代の妊娠は後ろめたい事と思われがちですが、この価値観を引っ繰り返して「10代の妊娠は流行の最先端」と流布させる事など、輿論操作に長けた電通なら朝飯前でしょう。
 10代女性の妊娠・出産は、母体が未成熟である事によるリスクも少なからず存在します。しかし、現状を放置しておけば同様にハイリスクな高齢初産の推進を余儀なくされるだけであり、どうせリスクを取るのであれば、第2子・第3子の期待も持てる10代女性の方を取るべきでしょう。一般的な男性であれば、30代女性よりも10代女性とセックスしたいでしょうからね。