五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

MSEの地下鉄乗り入れ計画が公表

 という事で、今日見てきたMSEに関するニュースです。

○特急ロマンスカー東京メトロ線への直通運転計画について

http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/3093_2181188_.pdf

 2008年3月からというのは予定通りですが、事前情報からは少し変わった部分もあるので、恣意的に纏めてみます。

  1. 湯島発着ではなく北千住発着。
  2. 小田原線多摩線への運転のみで、江ノ島線への乗り入れはなし。
  3. 上記に伴い、相模大野停車及び分割・併合の設定もなし。
  4. 一部列車は従来定期特急列車の停車がなかった成城学園前にも停車。
  5. 土休日に年間30日ほど有楽町線新木場までの直通運転を実施。

 まぁ、江ノ島線への乗り入れはそれほど期待していませんでしたし、相模大野に停車してくれなくても町田停車で十分に事足ります。しかし、毎週運転ではないとはいえ、ひみつの連絡線を使う列車が恒常的に設定されるというのにはビックリです。今年は東京湾大華火祭で臨時列車が運転されなかった為、「最早あの連絡線に乗るチャンスはないか……」と思っていただけに、こんな形で再度乗車のチャンスが出てきたのは嬉しい限りです。出来る事なら、この列車をあと1年早く、それも平日に運転して欲しかったものですけどね。



 今回のダークホースとも言うべき有楽町線直通ですが、これは恐らく東京ディズニーリゾート幕張メッセなど京葉線沿線に向かう旅客の利便性に配慮したものでしょう。現在、小田急沿線から舞浜や海浜幕張に行こうとすれば、

  1. (各駅)→新宿→東京……北有楽町→舞浜・海浜幕張
  2. (各駅)→新宿→(大崎)→新木場→舞浜・海浜幕張
  3. (各駅)→代々木上原→日比谷……有楽町→新木場→舞浜・海浜幕張
  4. (各駅)→代々木上原→表参道→永田町→新木場→舞浜・海浜幕張

 の何れかのルートを使うしかなく、非常に不便を強いられます。これは、京葉線有楽町線りんかい線の3路線が何れも乗り換えの利便性をお座なりにした結果なのですが、新木場までのアクセシビリティが確保できれば、小田急沿線の京葉線沿線に対する利便性は、唯一有楽町線でまともに乗り換えが可能な永田町で接続している半蔵門線田園都市線沿線を上回り、東武東上線西武池袋線沿線と同等になります。当初は1日1往復ですから誤差の範疇でしょうが、もし「ベイリゾート」が好評を博して一般車による直通運転に発展すれば、豊洲・新木場ユーザーや臨海副都心方面への旅客にとっても朗報となる事でしょう。
 それにしても気懸かりなのは、MSEの運行本数です。というのも、現在発表されているダイヤでは、平日に4本、土休日に6本と、明らかに車両が遊休化してしまうからです。まさか、日がな一日北綾瀬や新木場の車庫でお昼寝って事もないでしょうから、地下鉄直通列車以外にも小田急線内での特急運用に就く事はほぼ確実です。となれば、以前予想したように、EXEとの併結運用も見られるかも知れませんね。