五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

相変わらず新福岡空港に釣られっぱなしの読売新聞

 さて、昨日の大阪旅行では当然ながら往復ともサクララウンジを利用したのですが、そこで読んだ読売新聞の朝刊で、かなり疑問符の付く社説が掲載されていました。

○[新北九州空港]「これも『無駄』とは言わないが」

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20060320ig91.htm

 読売新聞の朝刊社説は1週間でリンク切れしてしまう為、それ以降はこちらのリンクを参照して下さい。

○考える大学生の日常 - 3月21日付・読売社説 新北九州空港 これも『無駄』とは言わないが

http://d.hatena.ne.jp/sois-soimeme/20060321#1142905895

 まぁ、読売新聞は昨年末年初にも見事に新福岡空港というブラフに飛び付いているので、今更新福岡空港という文言が出てきても別段吃驚する事はありません。しかし、今までの記事は何れも九州版だったのに、今回の社説は全国版です。そりゃあ、殆どの人はスルーしてくれる事でしょうが、わざわざ自分が新福岡空港というブラフに引っ掛かったという事を公言する必要はないでしょうに(;´Д`)
 因みに、今回の填りポイントはこの部分です。

 ただ、年間283万人と見込んだ国内旅客の需要予測が、達成できるかどうかは疑問だ。隣接する福岡空港は発着回数が能力の限界に近づいている。連携を密にして、共存共栄を図る必要がある。

 疑問も何も、旅客ターミナルビルからして年間283万人が達成できない事を白状しているんだってば。そういう失敗空港にわざわざ「福岡空港との機能分担」なんて塩を送るような事をしなくてもいいでしょうに。しかも、ご丁寧にこんなトドメまで付けて。

 民間用の空港は97もある。だが、必要性が疑わしい静岡空港の建設は続き、福岡空港海上移転を求める動きも消えていない。工事すること自体が目的としか思えない空港建設はもうやめて、既存空港の利用拡大に力を集中すべきだ。

 だから、新北九州空港は既存空港ではないと何回言えば(以下略)。猪瀬直樹も同じ罠に填っていましたが、既存の北九州空港の利用拡大なしに、いきなり新北九州空港を既成事実とする事自体、麻生渡や末吉興一の思う壷なのです。連中の目的は、新福岡空港反対派の輿論を奇貨として新北九州空港の建設を正当化する事なのですから。