さて、渋谷から帰宅した私の許に、スターフライヤーから1通の封書が届いていました。スターリンク事務局が発送者になっている所からして、どうやらSTAR LINKのマイレージカードが完成したようです。早速、開封して中身を見てみると……
薄っ!!Σ( ̄□ ̄;)
そこにあったのは、表面をプラスチックコーティングされた紙製の会員証でした。台紙に挟んだ状態を写真撮影すれば、それなりに貫禄も出てくるのかも知れません。しかし、実際にマイレージカードを手に持ってみると、その薄っぺらさや頼りなさに、思わず溜息が出てしまいます。幾らマイレージカードに会員証以上の付加機能が存在しないとはいえ、まさか磁気定期券並みの質感だとは思っても見ませんでした。こんな所にも、見てくれだけを意識して実際の使用シーンを考慮しないというデザイナーズエアラインの悪癖が出ているようです。
因みに、STAR LINKのマイレージカードには、ICチップも磁気テープもありません。個人情報を機械的に読み取るインタフェースは、どうやら裏面にあるQRコードという事になりそうです。ICチップや磁気テープに比べれば低コストである事は確かですが、実際にQRコードを読み取らせる光景を想像すると、些かチープである事は否めません。デザイナーズエアラインたるもの、マイレージカードの読み取り所作一つを取っても、そこにトータルデザインの片鱗を見せるべきであり、STAR LINKマイレージカードのQRコードは、デザイナーズエアラインとしての本分に悖るとの誹りを免れないでしょう。こういう不徹底が、事業戦略における一貫性のなさにも繋がっているんでしょうね。それが、スタフラクオリティ。
【2006-11-04 追記】
どうやら、ibstokyo.comさんもSTAR LINKの入会登録をしていたようです。
○The Highest Skyway 【ibstokyo.com 編集長コラムブログ】 : 狷介孤高か、頑迷固陋か。
http://ibstokyo.exblog.jp/5978101
ハッキリ言って、ヨドバシカメラのゴールドポイントカードの方が余程高品質ですね。
○yodobashi.com : ヨドバシカメラゴールドポイントカード
http://www.yodobashi.com/enjoy/more/gpc/index.html
逆に考えれば、スターフライヤーのデザイン戦略はSTAR LINK会員証程度の児戯に騙されるバカがターゲットという事なんでしょう。こんな手抜き仕事でバカがホイホイ釣れるなら、松井龍哉としても楽な事この上ありませんね。