五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

Judgement Day

 誠に遺憾ながら、本日遂に新北九州空港が開港してしまいました。So-net blog時代から一貫して新北九州空港の問題点を指摘し続けてきた私ですが、福岡県及び北九州市がその問題点を何等顧みる事なく、またマスゴミも明白な問題点を指摘する事なく、本日の開港を迎えてしまった事に、私は残念でなりません。所詮私は一介の空ヲタに過ぎませんが、新北九州空港開港までにおいて何等大政翼賛的な雰囲気を変えられなかった事について、つくづく私の無力を恥じるばかりです。
 取り敢えず、在京メディアでも幾つか新北九州空港翼賛体制から距離を置き始めた記事が出てきました。例えば、こんなものです。

○空港過密の消耗戦!

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/yw/yw06031901.htm

 しかし、この記事もまた、新福岡空港との関係性においてしか、新北九州空港を論じる事が出来ていません。「新福岡空港という分かり易い無駄をブラフに、新北九州空港という巧妙な無駄を通してしまった」という結果が顧みられるのは、果たして何時の日になる事でしょうか。或いは、新北九州空港の不振すら、新北九州空港機能拡張の推進力に化けてしまうのでしょうか。
 取り敢えず、私は新北九州空港の具体的な実績が明らかになる「審判の日」を待つ事にします。皆さんも、祝賀ムードに染まる前に、或いは空港というだけで反射的に無駄と決め付ける前に、少しは新北九州空港が提示している数字に目を向けて欲しいものです。そこに、新北九州空港の正体があるのですから。

スターフライヤー第1便が離陸

 新北九州空港の開港に合わせて、スターフライヤーもその営業を開始しました。記念すべき新北九州空港からの第1便であるSFJ072便は、午前7時過ぎに羽田空港へと向けて飛び立って行きました。

新北九州空港開港 国内3路線テイクオフ

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060316/eve_____sya_____003.shtml

 2ヶ月前の発売日には09:30の発売開始から1分で満席になったSFJ072便ですから、さぞかし機内は混んでいたのかと思うと……

 一番機となった新規航空会社スターフライヤーエアバスA320は、ほぼ満席の約130人を乗せて午前7時20分ごろ、小雨が降る中を羽田に向けて離陸。午前8時前には羽田から末吉興一北九州市長らを乗せた同社機が到着した。

 初便から14席も空いてるのかよm9(^Д^)プギャーッ

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上戸彩も人知れず新北九州空港へ

 スターフライヤー水増し報道されている一方で、JALもきちんと第1便の出発式を開催しています。

上戸彩:JAL1番機出発式に密かに参加 北九州空港

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/news/20060316k0000e040052000c.html

 アンタ、何しに来てんねん……って、ドラマの告知ですねorz

○上戸スッチーになる!フジ系4月開始「アテンションプリーズ

http://www.sanspo.com/geino/top/gt200602/gt2006020603.html

 ひょっとしたら、4月以降のCMキャラクターも上戸彩になるんですかね。それならそれで、糸山英太郎センセイが「また派手な広告宣伝に大金を使いやがって」とご立腹でしょうが。

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新種子島空港が移転開港

 新北九州空港ネタだけで終わるのも難なので、時差付きでもう1つの移転開港事例を紹介しておきます(つ´∀`)つ

○新種子島空港:旧空港を8キロ北に移転して開港 鹿児島

○新種子島空港が開港 初ジェット到着/中種子

○新種子島空港開港 ジェット就航へ島民熱い期待

http://www.373news.com/2000picup/2006/03/picup_20060317_1.htm

 これまた現空港の拡張で……とも思ったのですが、現空港の地形図を見ると、拡張するのもそう簡単ではなさそうです。

○地図閲覧サービス(試験公開) 453067 2万5千分1地形図名:大隅野間 [北東]

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=45306755&slidex=400&slidey=2000

 現空港は、高台にある空港の滑走路を盛り土して北に延伸しています。これを更に延伸して、なおかつILSの設置に必要な着陸帯の幅を確保しようとなると、用地造成費だけでかなりの費用になるものと思われます。広島空港や静岡空港の事業費が嵩んでいるのも、この用地造成で大量の土を動かしているのが原因ですから、240億円で新空港が出来るというのであれば、強ち高いとも言い切れないのでしょうね。
 ただ、それならそれで、現空港を拡張した場合と新空港を建設した場合とで事業費を比較した資料が欲しいところですが、果たして鹿児島県はそういう資料を作ったんでしょうか。別に、新空港は何もかもダメだなどと言う気はありませんが、新空港を建設しようとする以上、事業主体にはそれなりの説明責任が求められるというものです。まぁ、新北九州空港は明らかに現空港拡張の方が安上がりでしたけどね。恐らく、現空港を拡張しても連絡橋の建設費でお釣りが来ますよ。

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