五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

発泡酒を脱法酒と言い改めよう

 そこの松本人志さーん!
 ビールじゃなくていいんですかー!
 酒税きちんと払わなくていいんですかー!
 ……ってな事を言いたくなる今日この頃。

スーパーブルー サントリー

http://www.suntory.co.jp/beer/superblue/

 ディレクトリにbeerと入っている所からして、サントリーは「ビール風飲料」による脱法行為を自覚していますね。国税庁も、こういう悪質な飲料メーカーからきちんと酒税を徴収すべく、断固酒税の一律化(と同時に税率の大幅な引き上げ)に踏み切るべきですね。これに関する限り、国民の意見なんかに耳を傾ける必要は皆無です。
 やはり、総ての過ちは、発泡酒という名の脱法酒をきちんと取り締まれなかった事から始まりました。この時に酒税法の抜け穴をきちんと塞いでおけば、「ビール風飲料」なる脱法酒の数々は世に蔓延らなかった事でしょう。各社ともプロジェクトX張りの開発秘話をホームページに掲載していますが、何の事はありません、単に酒税逃れの手口を白状しているだけです。そのメンタリティは、「コップ1杯程度なら検問にも引っ掛からないから」と飲酒運転している連中と何等変わる所はありません。
 昨今、消費税値上げだの介護保険適用拡大だのという話が続いていますが、そんな所に手を付ける前に、先ずは総ての酒税をビールと同じ税率にしてみては如何でしょうか。こんな事をするとまたぞろ「庶民いじめだ」とか言い出すバカが棒振の如く大量に湧いてくる事でしょうが、どうせ酒税引き上げでガタガタ言う連中は単なるアル中なんですから、こんな愚民どもの声に屈する事なく、寧ろアル中患者を救済するという意志の許、庶民におけるアルコール文化を終結させるくらいの勢いで、アルコールを世の中から駆逐していくべきでしょう。



 タバコに比べるとその認識は剰りにも軽すぎますが、アルコールは歴とした薬物です。その中毒性は、覚醒剤やコカインよりも危険であり、社会的損失も計り知れません。

○アルコールは薬物です

○アルコールの害

http://www.so-net.ne.jp/vivre/kokoro/arp.html

 最近になって、漸くタバコの撲滅運動のようなものが始まりましたが、アルコールについては撲滅どころか推奨する連中がいるくらいです。世の中には居酒屋という名のドラッグ集会所が溢れかえっていますし、近所のコンビニやスーパーなどで誰でも気軽にアルコールというドラッグを入手する事が出来ます。しかも、脱法酒の価格はその他の清涼飲料水と同程度だというのですから、こんな日本社会でまともなアルコール規制を期待する方が間違っているのでしょう。
 まぁ、アルコールに対する認識の甘さには、庶民の側にも行政の側にもそれぞれ責任があります。庶民は庶民で、アルコールを貴重な娯楽だと捉えていますし、行政は行政で、アルコールを基調な税源だと捉えています。どちらも、アルコールを薬物だとする視点はゼロです。これでは、アルコールに関するまともな議論など起こりようもありません。精々、身内にアルコール依存症患者のいる人が、辛うじてアルコールの害を訴えている程度ですが、周囲からの圧力が強いのか、普遍的な禁酒を主張する所までは行かず、大抵は節酒程度の呼び掛けに止まってしまっています。
 しかし、アルコールが薬物だという認識に立てば、取るべき方法は一つしかありません。総てのアルコールに禁止税的な高税率を賦課し、実質的に総てのアルコールを違法化する事です。いきなり本当に禁止してしまえば、暴力団が本物の違法酒で私腹を肥やすのを助長するだけですが、段階的な酒税の引き上げであれば、違法酒が蔓延する事もそんなにはないでしょうし、庶民からアルコールが引き離される事により、アルコールに依存しない娯楽文化も生まれてくる事でしょう。
 勿論、最終的に見るべき所は、アルコールそのものの純粋な違法化です。大麻覚醒剤と同様、単純所持のみでも犯罪になるようにし、その最高刑はシンガポールやマレーシアと同様、死刑にすべきでしょう。酒に関わっただけで死刑というのは甚だ重刑に見えなくもありませんが、ドラッグの種類によって刑罰の重さが変わる事こそが法の不平等と言うべきです。薬物に手を染めた者は死刑に処すというのは、刑法の一般予防効果からしても適当であるはずです。
 現状、酒税収入の2兆円に対してアルコールの害による社会的損失は6兆6千億円、この差額の4兆6千億円が毎年浮く事を考えれば、国家百年の大計に立てば、如何に社会的な禁酒が日本の財政を救うかはたちどころに理解出来るはずです。