五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

公衆電話の必要性

 本日、成田=メキシコシティのエグゼクティブクラス往復特典航空券を2人分発券しました。当然ながらJAL利用*1なのですが、残念ながらメキシコに行くのは私ではなく両親です。これからの時期、プロジェクトの動向が不安定になるので、なかなか長期間の休みを入れにくいんですね。
 現在、JALの特典航空券をインターネットから発券すると、通常の特典交換必要マイル数よりも500マイル少ないマイルで発券する事が出来ます。

○JMB特典航空券 インタ−ネットでマイル割引キャンペ−ン

http://www.jal.co.jp/jmb/topics/award.html

 当然ながら、今回の発券もインターネットから行ったのですが、発券までの下調べでは、かなり公衆電話のお世話になりました。JALに限らず、フリーダイヤルの類は携帯電話での利用が出来ないからです。
 私がJALを利用する場合、国内線にしろ国際線にしろ、或いは有償にしろ無償にしろ、最低でも1回はJALに電話での問い合わせをしています。勿論、単に予約・購入するだけならインターネットで事足りますし、実際に殆どの場合はインターネットでのチケットレスで航空券を購入しています。では、何故JALに電話で問い合わせるのかというと、以下のような情報を入手し、或いは手続きをしておきたいからです。

  • 予約クラス別の残席数
  • 会員ステータス別のキャンセル待ち人数(満席時のみ)
  • 予定機材・コンフィグ
  • 事前指定可能座席
  • その他特記事項

 特に、コンフィグや事前指定可能座席は、国際線に乗る時は必ず問い合わせますし、国内線であっても国際線機材や旧レインボーセブン(コンフィグ:W91)での運航が疑われる場合は必ずコンフィグを問い合わせます。また、バーゲンフェア先行受付直前には、目星を付けている路線の予定時刻・機材・コンフィグを問い合わせ、ターゲットを絞るのにも使います。こうした情報は、インターネットでは調べる事が出来ない為、どうしてもJAL予約センターのお世話にならざるを得ません。
 土休日などで自宅にいる時ならば、加入電話*2からフリーダイヤルに発信すればいいまでの話ですが、仕事中に客先の電話で問い合わせるワケにも行かず、かといって携帯電話から発信すれば1分40円からの電話代が掛かってしまいます。そこで、職場や近隣にある公衆電話の出番です。公衆電話からならば、フリーダイヤルに発信する事が出来ますし、当然ながら電話代が掛かる事もありません。最新式の公衆電話であれば、テレホンカードを用意する事なく発信する事も可能だったりします。
 現在、私が公衆電話を利用するのは、100%フリーダイヤルへの発信と言い切って間違いありません。そして、その85%はJALへの発信です。JALが携帯電話にフリーダイヤルを開放すれば、私も携帯電話からJALに発信するかも知れませんが、それまでの間、私にとっては公衆電話の必要性は残り続けるでしょう。そして、JALが携帯電話にフリーダイヤルを開放した後でも、携帯電話のバッテリーとの兼ね合いから、やはり公衆電話を利用する可能性があります。私がJALに問い合わせ始めると長電話になる事がままある為、バッテリーを気にする事なく利用できる公衆電話は貴重な存在なのです。
 携帯電話の普及により、公衆電話は次々と街頭から姿を消しています。私自身、フリーダイヤル以外への通話は殆どが公衆電話ではなく携帯電話での発信です。しかし、IP電話の導入によっても緊急電話などで加入電話の必要性が残り続けているのと同様に、携帯電話の所持によっても公衆電話の必要性は残り続けます。また、携帯電話を持たない人にとっては、公衆電話は外出時の貴重な通信インフラです。今更市場が拡大するとも思えませんが、NTTには是非公衆電話の存続・維持に努めて欲しいものです。
 願わくば、KDDIYahoo!などが公衆電話に参入してくれれば……とも思うのですが、初期投資額が多すぎて、とても採算に合わないでしょうね。でも、ライブドアだったらやっちゃうかな? などと、無駄な期待をしております。

*1:というよりも、成田=メキシコシティに就航しているのはJALだけです。

*2:現在、自宅は既にIP電話に切り替えているのですが、フリーダイヤル発信時はIP電話が利用できない為、加入電話からの発信となります。勿論、発信先はフリーダイヤルですから、電話代が発生する事はありません。