五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

15歳少年に易々と突破された羽田空港のセキュリティ

 こちらは、何ともトホホなニュースです。

○フェンス越え羽田空港侵入 15歳少年「道迷いパニックに」

http://www.sankei.co.jp/news/060422/sha103.htm

 射殺せえよ、射殺( ´゚д゚`)
 このガキに航空機妨害の意図があったかなかったかなどというのは、全然問題ではありません。制限エリア内に強行突入する事自体が重大な犯罪なのであって、これがイギリスであればテロ実行犯として問答無用射殺されていた事請け合いです。神戸空港の時はSUVによる特攻だったからこそ費用対効果の話も出てきますが、武装も何もしていないガキ1匹の侵入すら防げないという事であれば、これは羽田空港の警備態勢における致命的なセキュリティホールであるとしか言いようがありません。大石英司先生は「交番でお灸をすえて帰せば良い」なんて呑気な事を言っていますが、見せしめの為にも、このバカガキをきちんと刑事裁判に掛けた上、それなりの刑罰を与えるべきでしょう。住居侵入罪でも航空機強取等予備罪(ハイジャック防止法)でも最高で懲役3年までぶちかませますから、取り敢えず1年くらいは臭いメシを喰っていてもらう事にするのが正解ですね。
 それにしても、羽田空港ですらこの為体という事は、地方空港におけるセキュリティの緩さなど推して知るべしというものです。今回のニュースを承けて、このバカガキの模倣犯が複数出てくるであろう事は、想像に難くありません。その模倣犯が全員このバカガキと同じく冒険心だけで侵入してくれるならまだしも、中には当然にして航空機の妨害を目論む連中も含まれる事でしょうから、センサー反応で警備員が駆け付けた所で、軽火器の1つでも持っていなければ全然お話にならないのです。
 まぁ、「日本の全空港に侵入者を感知してから5秒以内に射殺できる態勢を整える」なんてのは費用対効果の面から現実的ではありませんし、かといってフェンスというフェンスに高圧電流*1を流しておくというのも、環境効率上余りよろしいものではありません。何処かの誰かが、こんな空港用のフェンスを開発してくれないものですかね。

  • フェンスに異物が接触してから0.1秒以内に2メガボルトの高圧な電気を流す。
  • 離着陸中及び地上走行中の航空機における機器障害を引き起こさない。
  • 設置コスト・維持コストともに安く、センサー感知と同等の待機電力で済む。

 日本の技術力を以てすれば、このくらいの製品は開発可能でしょう。米国本土やイラクイスラエルなど、空港の治安情勢に不安を抱えている地域からは引く手数多になるような気がするんですけどね。

*1:この単語、よく考えたらおかしな日本語で、「高圧」となるべきものは電流ではなく電圧です。抑も、送電を高圧にするのは電流の2乗に比例するジュール熱を低減する為なのであって、送電を高圧にする時は同時に低電流になるのが当然なのです。まぁ、こんな誤用が広まってしまったのは、大仁田厚の「有刺鉄線デスマッチ」の所為でしょうね。