五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤーの4月搭乗率が前年比大幅増

 という事で、取り敢えずこんなニュースでも置いときます。

スターフライヤー、4月の搭乗率は大きく伸びて62%

http://symy.jp/?5bu.ウェブ魚拓+ウェブ精米)

 まぁ、羽田アウトバウンドの早朝・深夜便を廃止した結果なんですから、当然と言えば当然ですね。何せ、昨年4月のSFJ71/92便なんて、搭乗率は往復で20%そこそこだったのですから、よくぞこんな便を8ヶ月間も運航したというものです。勿論、ステークホルダーにとっては迷惑千万だったのですが。



 さて、大抵のニュースソースは「全体での搭乗率」「早朝・深夜便全体での搭乗率」にしか着目していませんが、もう1つ見ておくべき数字があります。それは、「北九州アウトバウンドの早朝・深夜便の搭乗率」です。元々企画倒れだった羽田アウトバウンド便とは異なり、北九州アウトバウンド便はスターフライヤー新北九州空港の中の人が「これは採算が見込める」と少なからず思っているものです。それがどうなったかというと……

  • 北九州→羽田(早朝便)
    • 2006年4月:52.0%
    • 2007年4月:43.8%
  • 羽田→北九州(深夜便)
    • 2006年4月:49.3%
    • 2007年4月:57.8%

 SFJ70便死亡フラグm9(^Д^)プギャー
 羽田→北九州の搭乗率がアップしているのは、実質的な昼間便*1であるSFJ91便が深夜便にカウントされているからです。従来の福岡空港利用者が移転しているであろう事を考えれば、SFJ91便の搭乗率は日中帯の平均搭乗率である66.0%を優に上回り、ひょっとしたら70%近くに達している事すら考えられます。逆に言えば、それだけSFJ93便の搭乗率が低いという事でもあり、恐らくSFJ70便と同程度の水準まで落ちている事でしょう。
 こうなると、SFJ71/92便だけでなく、SFJ93/70便もスターフライヤー黒字化の足を引っ張る元凶であるとしか言いようがありません。今年9月にも予定されている羽田=関空線の就航時には、SFJ93/70便を思い切って運休し、これを関空ナイトステイ便に振り向けるべきでしょう。羽田発23時台の関空便は、少なくとも北九州便よりは搭乗率が高くなる事でしょうからね。

「でも、関空発6時の便なんてどうせ赤字だよね」

 (∩゚д゚)アーアーきこえなーい

*1:羽田発の時刻が21:25では、とても深夜便とは言えません。北九州空港が自家用車利用を前提としているのであればなおさらです。