五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

50%という数字が示すアルコールの中毒性

 もう1つ、アルコールネタです。

○ファクトシート 酒を控えるよう言われても、守れない人50%!?

http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/kenkou/factsheet/417443
 そりゃあ、守れるはずもありません。アルコールってのは依存性薬物なんですから、一度味を占めてしまえば、やめろと言われてもやめられるものではないでしょう。
 実際、大麻覚醒剤といった薬物は、こうした中毒性が高く、気が付けば心身共に蝕まれてしまうからこそ、規制の対象になっているのです。今回のアンケート結果は、アルコールが大麻覚醒剤と並ぶ危険な依存性薬物である事を裏付けるものです。中毒患者の5割がドツボに填り込むという現実を考えて、そろそろ政府も本格的なアルコールの撲滅に踏み切るべきでしょう。
 この記事によれば、バブル崩壊後は、法人需要が減り、個人需要が増えているとの事です。要するに、現代日本はアル中患者の量産態勢にあるのであり、特に女性の飲酒人口が増えているところなど、アルコールが現実逃避の手段として用いられている感がアリアリです。「飲酒人口の増加」などという生易しい表現ではなく、「アル中患者の増加」と正しく現実を表現すべきでしょう。敢えて誇張表現を取り入れるなら、「廃人量産中」ってところですかね。
 昨今、「日本は先進国で唯一HIV感染者が増えている」などと煽るキャンペーンがありますが、私からしてみれば、アル中患者の増大の方が余程深刻な問題です。HIVへの感染は、コンドームを正しく使用する事により、ある程度リスクを低減する事が出来ます。しかし、アルコール中毒への罹患は、「適正飲酒」をしていても、大してリスクを低減する事は出来ません。究極的なHIV感染予防が禁欲であるのと同様、究極的なアル中予防は禁酒しかないのです。「適正に飲酒すれば大丈夫」などと思った時点で、既にその人はアル中に罹っていると自覚すべきでしょう。