五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

コンドーム所持を義務付ける街、トゥルア

 すみません、まだまだ本題には行きそうにありません(;´Д`)

○14歳以上の全市民にコンドームの携帯を義務付ける市条例案提出へ=コロンビア

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1626675/detail

 このニュース、米国版のGoogle Newsで検索すると色々とニュースソースが引っ掛かってくるんですが、不思議と日本では殆ど報道されていません。例えば、BBC NEWSにおいては、写真付きでこんな記事が掲載されています。

○Colombia plans teenage condom law

http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/4603442.stm

 日本のマスメディアも、及川奈央のインタビューなんか載せている暇があるんなら、もっとこうしたニュースを取り扱うべきです。コンドームの携帯を義務付けなければならないほど、世界にはHIVの深刻な地域もあるのですから。
 で、トゥルアのコンドーム所持義務付けなんですが、私はその効果に甚だ疑問を持っています。というのも、コンドームを所持していても使用しなければ意味がないのであって、性感染症予防や避妊といった観点からコンドーム政策を突き詰めていくと、最終的にはコンドームの使用を義務付けなければならなくなるからです。まさか、個々人のセックスを公権力が監視するなんて事は出来ないでしょうから、ここにコンドーム政策の限界が訪れるのです。
 結局、「コンドームの所持を義務付け」などという花火を打ち上げたはいいものの、その後に続く性感染症予防政策がなければ、トゥルア市条例案一発屋に終わってしまう事になります。取り敢えず、コンドームの必要性や正しい使い方について、児童・生徒が14歳になる前にきちんと教育しておく必要がありますね。それと同時に、「No Sex, Steady Sex, Safer Sex」というセーフセックス三原則についても、やはり初等教育機関における性教育でしっかりと叩き込んでおく必要がありそうです。ホント、「小学生にコンドームの使い方を教えるのは早過ぎる」などと言っている日本のPTAは牧歌的ですね。
 因みに、コロンビアにおいては若年妊娠の問題も深刻なようで、妊産婦の6人に1人は18歳以下なんだそうです。

○The First State からの贈り物 | 14歳以上はコンドーム持参

http://my-usa.jugem.jp/?eid=488

 コロンビアにオタク文化があるのかどうかは不明ですが、コンドーム所持の義務付けといい若年妊娠の一般化といい、コロンビアの電波男にとっては肩身の狭い世の中になりそうですね。それとも、コロンビアには私のようなセックス難民が殆どいないという事なのでしょうか。コンドームと無縁な生活を送っている私としては、「娯楽の多寡はセックス難民の多寡と独立である」という結論を期待したいところなのですが。