五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

株主企業のスターフライヤー宣伝に担がれた王貞治

 新北九州空港絡みで、もう1つニュースを置いておきます。

○“鉄人”王監督!会見終え即福岡帰郷、さあ3年ぶりV奪回

王監督、移動17時間もう鷹モード

http://chuspo.chunichi.co.jp/00/baseball/20060324/spon____baseball003.shtml

 スターフライヤー深夜便での帰福なんだそうです。こんな事、王貞治やそのマネージャーが思い付くはずもありませんから、恐らくはTOTO日産自動車といったスターフライヤーの株主企業が、「航空券代は持ちますからうちの深夜便を使って下さい」と申し入れたんでしょうね。王貞治は、過去に両社とも付き合いがありますから、無碍に断る事も出来なかったのでしょう。

日産自動車 - Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A

 まぁ、王貞治川崎宗則ほか関係者に航空券を無償提供するだけで、これだけメディアに露出できるんですから、広告費だと考えれば実に安いものです。しかし、これでまたぞろ王貞治TOTO=王シュレット」という数式を思い出す人々が出てきそうな気がするのは私だけでしょうか?(;´Д`)



 因みに、10時からのヤフードームでの練習に合流する為には、わざわざスタフラ深夜便なんか使わなくても、JALやANAの福岡行き始発便で十分に間に合います。仮に、成田市内での会見後に羽田空港近辺のホテルまで移動したとしても、やはり4時間から5時間くらいの睡眠時間は十分に確保できます。王貞治が搭乗したのは22:45発のSFJ091便ですから、搭乗手続きの締め切りは22:30となり、成田→羽田の移動時間は60分しかありません。
 どうせ、ハイヤーが法定速度をキッチリ守るなどという事はないでしょうから、夜間であれば60分もあれば余裕で到着できるのかも知れません。しかし、こういう綱渡りのような移動を大々的に報道する事は、ともすればギリギリでのチェックインを推奨しているように見られかねません。23:50発のSFJ093便に搭乗する心算が繰り上がってしまったのならまだいいのですが、新北九州空港で末吉興一が待ち構えていた所からして、これは最初からSFJ091便に搭乗する心算だったのでしょう。

○WBC日本代表の王監督と川崎選手、深夜便で到着

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/airport/ne_ai_06032302.htm

 スターフライヤー新北九州空港王貞治を御輿に担ぐのは勝手ですが、空旅客のモラル低下を招くような宣伝は厳に慎むべきでしょう。こういうモラル低下が、航空機の遅延や運航トラブル、果ては航空事故にまで発展するのですから。