五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

二次元キャラの住民票を用いた新しいビジネスモデル

 予定の記事が遅れそうなので、今日は時差モードでこんな軽いネタを。

○「2次元キャラとの結婚、法的に認めて」――署名募集中

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/29/news075.html

 まぁ、結婚は無理な相談というものです。法的に言うなら、2次元キャラは無戸籍ですからね。それに、日本国憲法第24条第1項の規定との整合性を確保できなくなります。


第24条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

 言うまでもなく、2次元キャラには婚姻に合意する法的能力がありませんから、やはり結婚は無理という結論になってしまいます。
 とはいえ、ここで「2次元キャラとの結婚なんて無理ですよ」と門前払いするのも、余り面白くありません。世の中には、2次元キャラの住民票を交付している地方自治体もあるのですから、これをもっと生かす方法を考えるべきです。

○人気アニメ「らき☆すた」特別住民票の交付(頒布)について(変更)

http://www.town.washimiya.saitama.jp/navi/new/new_oshirase/oshirase/rakisuta.htm

 住民票があるという事は、即ち国民健康保険への加入資格もあるという事です。そして、国民健康保険への加入手続きが終われば、当然その被保険者証も交付される事になります。となれば、ここはやはりヲタホイホイとして2次元キャラの保険証を交付すべきでしょう。
 当然ながら、保険証が交付されるという事は、国民健康保険税の支払い義務も生じるという事です。そして、国民健康保険税の納税義務者は世帯主*1ですから、「かがみは俺の嫁」などと保険証の交付を受けたヲタには、鷲宮町からキッチリと国民健康保険税の納税通知書が届く事になります。鷲宮町国民健康保険税は、旧ただし書き方式による四方式を採用していますから、所得割・資産割を考えなくても、最低45,400円からの国民健康保険税が課税される事になるのです。

国民健康保険税

http://www.town.washimiya.saitama.jp/kakuka/11kenkozukurihoken/kokuho_zei/kokuho_zei.htm

 更に言うなら、かがみもつかさもCDやキャラクターグッズなどで1,000万円以上の売り上げを叩き出していますから、これを所得割に勘案すれば、らき☆すたヲタから毎年59万円もの収入を得られるという素晴らしい自主財源になります。「自分の名前が世帯主氏名として刻まれているかがみんの保険証」を欲しがるヲタがどれだけいるのかは知りませんが、200人もいれば税収が軽く1億円を突破しますから、鷲宮町の中の人は少し真面目に考えてもいいかも知れませんね。
 因みに、保険証の交付を受けたはいいものの、国民健康保険税の支払いが滞った場合、短期被保険者証や資格証明書の交付対象になるのは勿論の事、地方税法に則り、ヲタの資産を滞納処分に掛ける事も可能になります。保険証の持ち逃げは許さない、という強い意志を持って、鷲宮町の徴税吏員には収納強化に努めて欲しいものです。まぁ、本当にかがみんを愛しているのなら、短期証や資格証なんかを持たせる事なんかとても出来ないはずですけどね( ^Д^)

*1:国民健康保険は世帯単位での加入となる為、世帯主自身が国民健康保険に加入していない場合であっても、納税義務者は世帯主となります。国保実務の世界では、こうした被保険者資格を持たない世帯主を「擬制世帯主」と称します。