五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

遂にSNAがANAとコードシェア

 ANAマイレージクラブの皆さん、お待たせしました。

○4月1日より、SNA・ANAコードシェアを開始

http://pc.skynetasia.co.jp/company/press/info060126_press.html

 昨年4月にANAとの提携を発表して以来、コードシェアの噂は何度となく囁かれましたが、約1年の歳月を経て、漸く利用者の目に見える業務提携がスタートする事になりそうです。既に、ANAとの提携による業務改善効果は色々あるようですが、4月以降はなおいっそう提携効果が出てきそうです。

○SNA支援問題 安定飛行へ SNA就航から3年

http://www.the-miyanichi.co.jp/special/sna/antei.html

 これで、ANAはAIR DOに続きスカイネットアジアの羽田発着枠も手中に収めた事になります。いよいよ、JALvsANAの二大陣営対決という構図も鮮明になってきました。既に、スターフライヤーも業務の首根っこをANAに押さえ付けられている事ですし、4月以降は益々大手2社を中心に航空業界が回っていく事になるのでしょう。
 こうなると、「第三勢力」としてのスカイマークの責任は重大です。4月以降、JALにもANAにも属さない航空会社はスカイマークのみになるのですから、大手2社の暴走を食い止められるのもスカイマークのみという事になってしまうのです。5年前までは、JAL・ANAとは別個の価値観を提供するのがJASの役割だったのですが、果たして現在のスカイマークに「Alternativeな航空会社」としての自負や自覚はどれだけあるんでしょうかね。取り敢えず、幹線に集約してローコストキャリアの王道に徹しようという姿勢は評価できますが、何時までも「ニッチの存在」に甘んじていようとするのであれば、スカイマークに将来はありません。2009年に控えている羽田空港再拡張の暁には、単に幹線を多頻度運航するのみでなく、JALやANAにとって脅威となり得るような航空会社に成長していて欲しいものです。
 それともう1つ、今回のコードシェア開始によって、SNAはANAやADOと同じ第2ターミナルビルに移転する事になるのですが、果たしてその跡地は誰が使うんでしょうかね。ひょっとして、スカイマークがそのままスッポリ入ってしまうのでしょうか。スターフライヤーが南ウィングに収まっている以上、そう考えるのが自然なんでしょうね。これで、スカイマークは益々広々と羽田空港を使えるようになり、第2ターミナルビルはどんどん狭くなるという事になりそうです。まぁ、SNAの乗客数など、或いは誤差の範疇なのかも知れませんが。