五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

自転車の活用に足りないもの

 今度は、渡辺パコ氏のコラムです。

○エコ社会は、どこから来るの? 〜読者と考える環境と未来
第14回 自転車をもっと活用するには?(前編)

http://nikkeibp.jp/style/eco/eco_society/060217_bicycle1/

 ブロハラにおける自転車ネタの定型パターンは、

  1. 自転車に関するニュースソースを見付ける。
  2. アンチ自転車の記事を掲載する。
  3. その都度@SCiさんに叩きのめされる。

 というものですから、今回もそのプロシージャを手順通りに実行するのみです(笑)。という事で、渡辺氏の「自転車をもっと活用するには?」という命題には、

  • 自転車政策の財源として、自転車税を徴収する。
  • 自転車交通の安全を確保する為、自転車運転免許制度を導入する。

 というお馴染みの回答が提示される事になります。ここまで来ると、プロシージャというかブロハラ共通部品って感じですね。まぁ、「自転車」でブロハラを検索すれば、それらしきヤマは何ヶ所もありますって(;´∀`)
 結局、自転車問題はその殆どが法制度の不備に帰結します。現在、自転車は牛馬やリヤカーと同様「軽車両」に分類されていますが、その機動力や破壊力は原付と同等にあります。原付の法定速度は30km/hですが、ちょっとした自転車であれば、小学生であっても簡単に30km/hオーバーのスピードは出ます。当然、衝突事故が発生すれば、そのスピードに応じた破壊力が対象物に加わる事になりますから、自転車で歩行者を轢き殺す事も十分に可能なのです。
 しかし、現行法においては、自転車は「軽車両」であるという理由のみで、これといった免許制度もなければ、損害賠償保険への加入も義務付けられていません。更に、現行法における違反行為においてすら、その摘発は殆どないといってよく、「暴走自転車」は実質的にお咎めなしという為体です。こんな状態では、自転車利用者の遵法意識など育つはずもありません。
 取り敢えず、信号無視や夜間無灯火といった明白な道交法違反だけでも、自動車のケースと同様に青キップを切れるようにすべきでしょう。自転車運転免許が整備されるまで、自転車への点数制度は望むべくもありませんが、反則金だけでも科す事ができれば、ある程度は違反行為も減るはずです。また、交通警察の取り締まり現場においても、赤キップ手続きの煩雑さが軽減され、検挙の忌避件数も減る事でしょう。
 但し、単に現行の交通反則通告制度を自転車に適用するだけでは、自動車と同様、「ノルマ達成の為の騙し討ち」が横行するだけです。道路利用者の警察への不信感を軽減し、適切かつ必要な取り締まりを実現する為には、反則金収入の一般財源化が必須でしょう。こうなれば、「違反取り締まりのノルマ」などという本末転倒なものもなくなりますし、交通警察の人員配置も適正化されます。本物のサイクリストである谷垣禎一財務大臣には、是非その任期中に都道府県警察から財務省へと反則金のポケットを付け替えて欲しいものです。
 ……えっ、「国家公安委員会の委員長をやった事もあるから反則金制度には手を付けられない」って? ダメですよ、あなたが大将なんだから(;´Д`)