という事で、開港当初の決算でもしておきます。
○初日搭乗率8割超す、連絡バスも「快走」…新北九州空港
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_06031704.htm
まぁ、1ヶ月前に開港した神戸空港も同程度の搭乗率でしたから、妥当といえば妥当なところでしょう。
○開港1週間、搭乗率8割 神戸空港
○新北九州空港 深夜の欠航で混乱 初日は国内線搭乗率80%
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060317/news001.html
まぁ、新北九州空港の集客に努めようとするのなら、先ずはこうしたイレギュラー対応をしっかりと整えておく事ですね。イレギュラー対応の不手際は、意外と口コミで広まるものです。
ところで、asahi.comの神戸空港開港特集には、こんな記事もありました。
○神戸空港に流出か 関空・伊丹の2月旅客数計11万人減
http://www.asahi.com/special/060206/OSK200603150081.html
恐らく、来月の今頃には「北九州空港に流出か 福岡・山口宇部の3月旅客数計n万人減」なんて見出しが紙面を飾る事でしょうが、この記事で読むべき個所は寧ろこの部分です。
だが、神戸開港後に市が発表した経営計画は、08年度に大型機が現在の3機から7機に増え、09年度にはジャンボ機4機の就航を見込んでいる。この結果、着陸料収入は増え続け、今後10年間の総黒字額が29億3千万円に達すると試算する。
根拠は、開港当初に年間利用者319万人、10年後に434万人とした右肩上がりの需要予測。市は02年にはじいた数字を開港後も全く変えていない。市議の一人は「そもそも甘い予測に、航空機が軒並み大型化するという時代遅れな設定を重ねている」と批判する。
この神戸市議、新北九州空港の需要予測を見たら腰を抜かす事でしょうね。朝日新聞は、責任ある「社会の木鐸」として、新北九州空港の需要予測も世間にきちんと知らしめるべきでしょう。こちらも、国土交通省九州地方整備局の需要予測は4年前から全然変化していません。まぁ、神戸空港との大きな違いは、ターミナルビル会社ですらその需要予測を信用していないという事ですけどね。