五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

新北九州空港のお粗末な地上アクセス

 新北九州空港に関しては、こんなニュースもありました。

○アクセスに不満「25%」 北九州空港

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000604170008

 そりゃあそうでしょう。元々、新北九州空港は自家用車でのアクセスを前提としているのですから。都市型空港である福岡空港と地上交通機関の利便性を比較する事自体が間違っているのであり、自家用車を含めたあらゆる交通モードでのアクセスで新北九州空港の利便性を鑑みるのが筋というものでしょう。まぁ、新北九州空港は駐車場の需給調整にも失敗しているんで、結局「使いにくい空港」の評価は免れ得ないんですけどね。
 しかし、こんなニュースが出てくると、またぞろ新北九州空港アクセス鉄道」なんて妄想が具体化しそうで、私は非常に気懸かりです。

北九州市 - 組織 - 新北九州空港アクセス鉄道構想

http://www.city.kitakyushu.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=2995

 この妄想、新福岡空港と同じく一度は幕引きとなったのですが、当然ながら北九州市の中の人は全然諦めていませんから、復活の目など幾らでもあります。

新北九州空港 鉄道整備は困難 検討委 需要見通し厳しく

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20060124/morning_news013.html

 ここに、予てから私が指摘している「福岡空港からの強制機能移転」が加われば、アクセス鉄道建設の危険性はなお高まる事でしょう。日本初の海底トンネル区間を含む空港アクセス鉄道という事になれば、さぞかし土建屋建設族の皆様は大喜びでしょうね。勿論、精神構造そのものが土建屋の電球ハゲこと末吉興一市長もその1人です。
 取り敢えず、新北九州空港にアクセス鉄道が欲しいというのであれば、先ずはアクセス鉄道の採算ラインと言われる年間450万人からの旅客需要を生み出すべきでしょう。こんな事を西日本新聞に言われているようでは、アクセス鉄道どころかバスの増発すら夢のまた夢です。

 新空港の年間需要予測としては、国土交通省が〇二年に三百二十八万人(二〇一二年見通し)と発表。しかし旅客ターミナルビルは百五十万人に対応する能力しかなく、北九州市も開港初年度に百万人強と見込んでいる。

 西日本新聞、そこから新北九州空港そのものの必要性に言及しなきゃダメだってば(;´Д`)