五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤーのトホホな予約状況

 新北九州空港周辺が観光不毛地帯であるという事は、ゴールデンウィークの予約状況からも見て取れます。

JALグループ 2006年度ゴールデンウィーク期間 ご予約状況

○2006年度 ゴールデンウィーク期間 ご予約状況(4/28〜5/7)

○2006年度 GW(4/28〜5/7) 予約状況について

http://www.starflyer.jp/starflyer/press/press_20060421.html

 どう見てもスターフライヤーの惨敗です。
 本当にありがとうございましたm(__)m



 まぁ、トータルの数字だけを見ればスカイマークの方が更に惨敗なのですが、こちらは最近の不祥事でマスゴミに散々叩かれている中での数字ですし、そんな状況下でも神戸線の予約率だけは75.7%と高率を維持しています。となると、新規航空会社として新空港に就航しているスターフライヤーの予約率がJAL以下だというのは、余程スターフライヤー新北九州空港が観光客に受け入れられていないとしか言いようがありません。
 ここで、「スターフライヤーは高級路線で行くから、低イールドの観光需要に興味はない」と言い切るのなら、それはそれで1つの経営戦略でしょう。しかし、ゴールデンウィークという期間は、

  • JALANAが全路線で軒並みボッタクリ態勢に突入し、割引運賃が尽くブラックアウト。
  • 長期連休となる為、深夜便・早朝便とレンタカーとを組み合わせて、九州全域の観光需要を取り込み可能。
  • 普段航空機に乗り慣れていない旅客も多く搭乗する為、FFP制度の不存在が大きなハンデとはならない。

 と、スターフライヤーに不足している北九州インバウンド需要を一気に開拓する千載一遇の機会だったのですが、ここでも見事なまでにスターフライヤー無為無策が出ています。こんな為体だから、スターフライヤーは何時まで経っても「デザイナーズエアライン」から脱却できないのでしょう。
 この調子では、未来永劫首都圏での認知度向上など図れないでしょうから、首都圏アウトバウンド需要がないとお話にならないSFJ071便やSFJ092便など、とっとと廃止した方がいいでしょうね。出来れば、盆暮れ正月やゴールデンウィークには、スターフライヤーはその発着枠を他空港への増便用に返上して欲しいくらいです。羽田空港のリソースだって有限なのですから、それを最大限活用できるようにするのが、航空会社としての努めでしょう。