五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

だからカスラックはシャイロックと呼ばれるんだ

 はいはい使用料使用料(以下略)。

○解説:JASRACなど3団体,民放事業者に「全曲報告」打診へ,音声認証技術の活用提案

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20060825/246469/

 一般に、IT系ニュースサイトは記事掲載期間が長くて助かりますね。日経BPITmediaだと数年前の記事でもそのままなので、ウェブ魚拓を取る必要がありません。第一、そんなに昔のブロハラまで探ろうとする読者もいないでしょうからねorz
 で、ニュースの内容ですが、シャイロック、じゃなかった、ジャスラックの施策そのものには特に問題はないでしょう。こんな言い方をしてくるという事は、ジャスラック自身が既にオープンな楽曲データベースを構築済みって事なんでしょうから、番組制作時に音楽担当者がそのデータベースから使用曲を入力すればいいだけの話です。あとは、システム処理で自動的に使用料の徴収及び分配まで出来ますから、これは著作権者にとっても歓迎すべき話です。
 寧ろ問題にすべきは、その分配時に天引きされる管理手数料でしょう。

○管理手数料届出・実施料率表

http://www.jasrac.or.jp/contract/01.pdf

 と、放送の場合であれば11%から12%、映画上映の場合ともなると30%もの管理手数料を天引きしているのですが、その管理手数料が何処に消えたのかについては、一切公表されていません。シャイロック、じゃなかった、ジャスラックは、管理手数料で天引きした全ての使途を正確に報告して欲しいですね。放送事業者に対して正確な報告を求めるのなら、先ずは自分自身が正確な報告をすべきでしょう。