五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

スターフライヤー半年間の搭乗率は57.5%

 という事で、今日も積み残しのニュースです(つ´∀`)つ

○利用実績について(3/16〜9/15)について

http://www.starflyer.jp/starflyer/press/press_20060919.pdf

 半年で見事に採算割れしているというのは既報ですが、ここへ来て詳細な集計が出てきました。一見、9月に入って搭乗率の低下が緩和しているように見えますが、これは恐らくSTAR LIMITEDによる乱売効果でしょう。集計対象となっている15日の内10日までがSTAR LIMITED設定期間なのですから、搭乗率が水増しされるのも当然です。
 それよりも気にすべきは、早朝深夜利用率が7月を下回っている事です。流石に、6月の30.0%を下回る事はないでしょうが、月間で4月の35.2%を下回る危険性はゼロではありません。まぁ、スターフライヤーオッペケペーな早朝・深夜便利用促進策では、搭乗率低迷も宜なるかなという感はありますけどね。
 スターフライヤーの当初目標は、「早朝・深夜便で50%以上、全体で60%以上」というものでした。しかし、ご祝儀相場のスタートダッシュを以てしても、この何れをも満たす事が出来ず、羽田アウトバウンド便のSFJ71/92便に至っては、創業から1年を待たずして運休へと追い込まれています。今後、冬季の旅客需要閑散期を迎える事を考えれば、通年で当初目標までキャッチアップする事は凡そ不可能であると考えるべきでしょう。
 こんな為体だと、来年3月にも予定されている羽田線の増便はかなり困難であると見るべきでしょう。恐らく、増便の対象は日中便になる事でしょうが、羽田空港の発着枠を追加要求するには、現状の利用実績は剰りにもお粗末です。かといって、早朝・深夜便をこれ以上増便した所で、輸送する空気の量が増えるだけです。増便もままならず、機材だけが増えるという事になれば、いよいよスターフライヤーの経営は再建不能に陥る事でしょう。まぁ、そうなれば福岡県や北九州市が次から次へと補助金を投下するだけだとは思いますけどね。