という事で、今日からMNPが本格的にスタートしたのですが、既に一人負けの傾向がハッキリしてきたソフトバンクが、早速料金プランで迷走しています。
○【続報】ソフトバンク,音声定額プランの利用条件や詳細を公表
○ソフトバンクの新料金が早くも変更、「長いメールも0円に」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061024/251680/
既にソフトバンクユーザーの雪崩警報が発令されている中、今更ここまで多くの料金プランを発表された所で、既存ユーザーからは胡散臭くしか見えません。というか、最初からスーパーボーナスじゃなくってこれを公表しとけって話ですね。一々プランの詳細を確認する事はしませんが、取り敢えずボーダフォン時代から延々と続く料金体系改悪の文脈を踏んでいるであろう事は間違いありません。これでまた、ソフトバンクの一人負けが加速していくんでしょうね。
それにしても、ここまで料金体系の朝令暮改が続くと、ついついスカイマークの事を思い出してしまいます。以前、前割運賃の設定がグダグダになった事がありますが、これが利用者離れを招いたのか、11月以降は一気に集約されてしまいました。一連の迷走の結果、スカイマークはイメージもイールドも悪化するという最悪の状態を迎えています。
ibstokyo.comさんは、「ソフトバンクには日銭収入があるがあるから、財務面の心配はそれほどではない」と言います。
○The Highest Skyway 【ibstokyo.com 編集長コラムブログ】 : 「予想外」の意外?なデジャビュ
http://ibstokyo.exblog.jp/5919890
しかし、こうまでも顧客忠誠心を踏みにじるかのような料金体系の迷走が続くなら、神懸かり的なシェアの急降下も決して非現実的な話ではなくなります。ソフトバンクにしてもスカイマークにしても、その財務は綱渡り的な自転車操業なのであって、一度投資家にそっぽを向かれたら一気に跡形もなくなるのは、光通信やライブドアの例を持ち出すまでもないでしょう。グリーンスタジアム神戸のネーミングライツを順繰りに取得した両社ですが、結局両社ともやっている事はそこら辺のITヤクザと同じという事は忘れてはならないでしょう。
まぁ、ITヤクザと言うよりはITチンピラとでも言っておいた方が分相応っていう気はしますけどね。ソフトバンクやスカイマークをITヤクザ呼ばわりしては、本物のヤクザに失礼というものです。そういう意味では、気兼ねなく使える別称はIT珍走団かも知れませんね。