五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

JR各社の2008年3月ダイヤ改正が出揃う

 という事で、ここからは小ネタです。

○平成20年春ダイヤ改正

http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/f4226549f2ca5d6d492573b70057fa8d?OpenDocument

 JR九州だけURLがアホみたいに長いのは文化の差という事なんでしょうが、今回のダイヤ改正で目立つものは、以下の3つ程度しかありません。

  1. N700系の増備による東海道・山陽新幹線の大幅な攻め込み
  2. おおさか東線の部分開通及び阪和線快速列車の大阪環状線直通増加
  3. 寝台特急・急行列車の大幅な削減

 一応、これ以外にもDS-ATCの導入による東北新幹線のスピード底上げやJR四国の特急列車全面禁煙など評価すべき改善点はあるのですが、如何せん東海道・山陽新幹線ダイヤ改正の前にはくすんで見えてしまいます。やはり、ローカル鉄道は縮小均衡の時代に突入しているんでしょうね。



 なお、今回のダイヤ改正によって大幅に増加するN700系充当列車ですが、実はその殆どが余裕時間取りまくりの流し運転だったりします。というのも、東京=新大阪の所要時間が2時間30分を切っている列車が37本中たったの4本しかなく、東海道区間に限って言えば700系と殆ど所要時間差がありません。車体傾斜制御装置での爆走を期待してN700系に乗車すると、とんだ肩透かしを食らう事になります。
 また、おおさか東線についても、大和路線からの直通列車は1日僅か4往復のみで、大和路快速の直通減少による大阪環状線の容量緩和は期待できそうにありません。西九条=新今宮ノロノロ運転になるだけならまだしも、はるかや関空快速が遅延して航空機に乗り遅れるような事態になっては、ますます関空が利用者から敬遠されるようになってしまいます。どうせなにわ筋線は望み薄なんですし、泉ズリアとしては一日も早い大阪環状線の輸送力増強を期待したい所です。