浜名湖上空を過ぎ、降下を開始した為、ベルトサイン点灯前にトイレに行っておく事にしました。機内後方にあるトイレは何れも航空機で標準的な洋式トイレであり、これといって特筆するような事もありません。折角TOTOに出資してもらっているのですから、ANAのB787よりも前に機内トイレをウォシュレットにして欲しかったものですが、スターフライヤーの財力ではそこまでの初期投資は出来なかったのでしょう。
座席に戻ると、毛布と一緒にもらった腰当てから紐が伸びているのを発見しました。その紐の先は座面と背もたれとの間に挟まっていて、先がどうなっているのか見えません。取り敢えず、その紐を引き抜いてみると、何やら防犯タグのようなものが付いていました。恐らくは「お持ち帰り」対策なのでしょうが、そこに紙テープで何か書かれています。よく読んでみると……
「乗務員が回収致します。」
降機時にわざわざ毛布や腰当てを客室乗務員の所に持って行く人は殆どいないと思うんですが、腰当てのタグをシート内に埋め込んだのなら、一言あっても良かったのではないでしょうか。あくまでも客室乗務員の親切心なのでしょうが、不在時に勝手にやられてしまっては、私と同様に座席で芋掘りする乗客が続発してしまいます。タグをシートに埋め込むのが正しい使い方なのであれば、その旨を何処かで案内すべきでしょう。
序でに、JAL搭乗時はいつも確認している以下の3点セットを聞いてみました。
- ベルトサイン点灯時刻
- 到着滑走路
- 使用スポット
確認の後、30秒ほどで回答があり、到着滑走路は06R、スポットは18番との事でした。しかし、フライトプランを見れば分かるはずのベルトサイン点灯時刻については……
「既に降下を開始しましたので、あと5分か10分くらいだと思いますが……」
ちゃんとブリーフィングに参加してました?( ´゚д゚`)
結局、これについてはPAを含めて明確な案内はなく、降下開始時のPAに至っては、到着予定時刻の案内はあるのに、ベルトサイン点灯時刻の案内*1はありませんでした。しかも、言うに事欠いて、こんなPAまで流されました。
「化粧室のご利用は、ベルトサイン消灯中にお願い致します。」
こんな調子では、ベルトサイン点灯直後にトイレに駆け込む旅客が頻発するでしょうね。