五月原清隆のブログハラスメント

これからは、セクハラでもない。パワハラでもない。ブロハラです。

2006年3月JRダイヤ改正の総括

 以上、各社別に見てきたダイヤ改正の概要ですが、こうして振り返ってみると、東京に関係しない部分では軒並み後ろ向きの改正になっていますね。昨今よく言われる「踊り場景気の脱出」が東京だけに留まっているのと同様、鉄道業界においても首都圏以外の景気回復はまだまだ遠いようです。しかし、東京に勤めているはずの私でも、東京における景気回復というのは全然実感できません。やはり、ヲタに景気は無縁だって事なんでしょうねorz
 それにしても、私が本格的に鉄道趣味にのめり込んだ1993年頃から、JRのダイヤ改正は毎回必ず「ダイヤ改悪」だと言われているような気がします。思い出してみるだけでも、

 など、現役鉄研部員時代の私が「改悪だ」と喚き散らしていた事例は数多くあります。しかし、よく考えてみると、鉄ヲタが喜ぶような施策は鉄道会社にとっては百害あって一利なしである事が殆どで、何れもイールドマネジメントの観点からは早急に切り捨てるべきサービスだったりします。つまり、鉄ヲタを憤慨させるようなダイヤ改正こそ鉄道会社経営の王道であるという事なんですね。実際、鉄ヲタから空ヲタに転業して、如何にヲタが公共交通機関にとって害悪であるかという事を痛感させられっぱなしです。
 とあれば、鉄道会社の経営再建、或いは鉄道そのものの復権に必要な事は唯一つ、鉄ヲタの撲滅に他なりません。鉄ヲタ自身がその事実を受け容れられた時、初めて鉄道は真の発展を見る事になるのでしょう。取り敢えず、その為の第一歩として、青春18きっぷを廃止してみるというのがいいでしょう。ここで乞食ヲタを撲滅できれば、入り口部分でかなりの鉄ヲタを絞る事が出来ますからね。